消火器の消火能力fire extinguisher
消火器1本(ABC粉末消火器10型)=8リットルの消火バケツ9杯分!(普通火災用の場合)
消火器に「A3 B7 C」などの文字があることにお気づきでしょうか。このABCとは、どんな火災に対応できるかを示した、消防法で決められた記号です。
|
A:普通火災用 |
|
B:油火災用 |
|
C:電気火災用 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
紙、木材、繊維、樹脂など一般的な火災に適応。 |
|
油類、ガソリン、シンナー、グリスなどによる火災に適応。 |
|
コンセントなどの電気設備の火災に使用可能 |
|
では、数字は何を示すかというと「消火能力」を示します。この消火能力には基準となる単位があり、以下のように定められています。
A:8リットルの消火バケツ3杯分が能力単位1 B:スコップ2杯の砂が能力単位1 |
つまり、一般的な家庭にある「A3 B7 C」という消火器の場合、 |
Aの火災なら、消火バケツ9杯分の消火能力がある Bの火災なら、スコップ14杯分の消火能力がある |
という意味を持っているのです。 なお、C(電気火災用)には能力の単位はありません。 |
|
|
|
油火災消火・能力単位2~3m離れた位置から消火