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消火器の使い方fire extinguisher

使えそうで使えない? 消火器の正しい使い方

ご家庭や学校、会社に消火器を備えていても、「いざ」というときに使えなければ何にもなりません。消火器を使ったことのある方は、どれくらいいらっしゃるのでしょうか?
あるデータでは、実際の火災現場における消火器の使用率は約50%しかないと出ていました。ただ、消火器で初期消火すると成功率70%以上と、消火器の有効性は証明されていますので、消火器の正しい使い方を身につけておくことも大切です。

消火器の“3ステップ操作”

安全ピンに指をかけ
上に引き抜く

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火の勢いにもよりますが、火元から3m手前を目安に消火器を運び、黄色の安全ピンを抜きます。

ホースをはずして
火元に向ける

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ホースの先端を持って火元に向けます。途中を持つと的確に放射できない恐れがあります。

レバーを強く握って
噴射する。

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火の根元をねらい、ほうきで掃くように放射します。消火器が重ければ、地面(床)に置いて消火します。

photo 注意するポイント

1.屋外で使うときは風上から、室内の場合は出入り口を背にする
・風下だと煙や炎に巻かれる危険があったり、薬剤が火にかからなかったりと,安全で効率的な消火作業ができません。
・出入り口を背にするのは、逃げ道を確保するため。速やかに退室できるようにドアを背に使います。
2.低い姿勢で熱や炎を避けるようにして、徐々に近づく
・火元にあまり近づいても効果は上がらず、かえって炎が吹き返して危険です。
・火元をほうきで掃くように左右に振り、徐々に近づきながら消火します。
消火器の点検・交換