ご家庭や学校、会社に消火器を備えていても、「いざ」というときに使えなければ何にもなりません。消火器を使ったことのある方は、どれくらいいらっしゃるのでしょうか?
あるデータでは、実際の火災現場における消火器の使用率は約50%しかないと出ていました。ただ、消火器で初期消火すると成功率70%以上と、消火器の有効性は証明されていますので、消火器の正しい使い方を身につけておくことも大切です。
注意するポイント |
1.屋外で使うときは風上から、室内の場合は出入り口を背にする |
・風下だと煙や炎に巻かれる危険があったり、薬剤が火にかからなかったりと,安全で効率的な消火作業ができません。 ・出入り口を背にするのは、逃げ道を確保するため。速やかに退室できるようにドアを背に使います。 |
2.低い姿勢で熱や炎を避けるようにして、徐々に近づく |
・火元にあまり近づいても効果は上がらず、かえって炎が吹き返して危険です。 ・火元をほうきで掃くように左右に振り、徐々に近づきながら消火します。 |